「その」悪徳令息侮るべからず

遊園地に行った次の日、いつも通り高木(高須)にリムジンで学校まで送ってもらい教室に入ったのだが、、、クラスの様子がおかしい。それに久留美が話しかけてこない、いつもだったら挨拶がてら先生が車で話してるのに
「ラームテーラス!おはよう!!」
「アーリャ。おはよ」
「うん!」
それだけ話すとアーリャは他の女友達のところに行った。一応今僕は契約により彼女持ちということになっているから気を遣ってくれたんだろう
「え、、、とあのおはようラムテラスくん」
「!あ、久留美おはよう」
「う、うん。その、、、」
目が泳いでいてなにか言いたそうにもごもごしている
「どうした?何かあったか?」
熱があるんじゃないかと思って手を伸ばすと久留美はパッと身を翻して僕の手を避ける。
「悪い。嫌だったか?」
「ううん、、、あのラムテラスくん。昼休みに少し話いいかな、、、?」
「え、あ、うん。構わないけど、、、」
「そう、、、ありがとう」
授業中も気になり授業を集中して受けられなかった。昼休みになるとアーリャが駆け寄ってきた
「授業疲れたぁ〜一緒にご飯食べましょ?あ、もしかして久留美ちゃんと約束してる?」
「あぁ。悪いな」
「全然いいのよ!行ってあげて」
教室で律儀に待っていた久留美に声をかけると空き教室まで引っ張られた。
「おい、久留美?」
「、、、突然ごめん。あの契約なしでいい?」
「!?付き合ってほしいって契約、、、契約破棄ということか?何故?」
「報酬なら今払う。あなたの関係はこれっきり、これであなたも満足でしょ!?」
「いきなりどうしたんだ。理由は?」
「あなたは、、、どれだけいっても私のことを好きになってはくれない。だって、、、だって、、、あなたは!!アーリャちゃんのことが好きじゃない!!」
「っ、、、!なんで、、、」
「見てたもん、、、デートしてるとこ、、、!!私の時は完璧だったよね、チケットも予約もエスコートも、、、!でもそれは機械的にこなしてることにすぎない、、、!でも、、、アーリャちゃんの時はドジでおっちょこちょいなラムテラス君だった、、、あれはほんとの君なんだよね。ラムテラスくん、、、」