ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 ヒュルルル……ドーン!

 その時、今までで一番大きな花火が打ち上がった。
 おそらくこれが、今日最後の花火だ。

 まるで俺たちのことを祝福してくれているみたいだった。


「俺は、そうだったらいいなって思うけど」


 そっと虹架ちゃんの手をにぎりしめる。


「どう……かな?」


 いやもっと他に言うことあるだろ! って自分でツッコミたいけど、これが精いっぱいだった。


「わたしも、そう思います」


 虹架ちゃんは照れた笑みを浮かべながら、手をにぎりかえしてくれた。
 このぬくもりが、手だけでなく心の中までじんわりと伝わった。

 あ、やばい。
 虹架ちゃんと両想いになれたんだ……!!


「やったーーーー!!」


 俺は人目も気にせず、大声でさけんでしまった。
 両手を挙げてガッツポーズまでしてしまう。

 夢みたいだ……。
 てゆーか、これ夢じゃないんだよな?

 俺は思わず自分のほっぺをつねってみた。


「いてえ!」

『あはは! 自分のほっぺたつねる人って本当にいるんだ〜!』

「うるせーな!」


 ……って、あれ?

 今なんか聞き覚えのある声が聞こえたような??

 いや、まさかな。


『よかったね、晴真。おめでとう〜』

「は、はあっ!?」


 な、なんで!?

 なんで雷斗がいるんだ!?