君のその声がo




──夢。






あたしは小さい頃から夢がひとつだけだった。




昔よく聴いていたラジオと観ていたアニメ。




今思い返すと、お話が耳に入っていたんじゃなかった。




映像が目に映ったんじゃなかった。






あたしはいつも、その中の〝声〟を聴いていた。