コトドリ様

大田さんが子供のころ、この辺りは田畑ばかりでお店なんてほとんどなかったらしい。
友達と遊びに行くとすれば刈り取られた田んぼの中で走り回ったり、人の畑の野菜をこっそりとって食べたり、虫や川魚を捕まえることだった。
大田さんが子供の頃には大江美也子ちゃんと守下司くんという仲良しが近所にいて、小学校の夏休みには毎日のように一緒に遊んだという。
あれは大田さんが小学5年生の夏休みのころ。
『今日は森まで行こうぜ!』
『森ってどこの?』
この周辺は山や森が沢山あって、子供たちの中では格好の遊び場所になっていた。