コトドリ様

通されたのは和室で奥に立派な仏壇が見える。
葵と梢は重厚そうな木目のテーブルの前に正座した。

大田さん「さ、お茶でもどうぞ」
葵「ありがとうございます。いただきます」
梢「コトドリさまってなんなんですか?」
大田さん「あれは森にいる神様よ。今では忘れ去られてしまって、絵本の中でしか知られることがなくなっちゃったけどねぇ」
梢「その神様が子供を連れ去るんですか!? どやったら取り戻せるんですか!?」
葵「ちょっと梢、やめなよ。大田さんが困っちゃうでしょう?」
大田さん「まずは私が子供のころに経験したことを話した方がよさそうね……」

☆☆☆