コトドリ様

そのときチラッと見えた部屋の中にはダンボールや掃除道具が押し込まれていて、娘さんの部屋なんかじゃないことは明らかだった。
「ほら、帰るよ」
まだ呆然としている梢を無理やり引きずって、影山家を出たの。
絶対に影山さんから変な姉妹だと思われた。
よかれと思って梢を影山さんの家に連れて行ったけれど、行くんじゃなかったな。