王の間に通された時、
私はまず「寒い」と思った。
水の温度ではない。
視線だ。
玉座の前に並ぶ長老たち。
その中心に、ルシアがいる。
近い。
けれど――遠い。
共鳴はない。
だから余計に、その距離がはっきり分かる。
「……澪」
ルシアが名を呼ぶ。
それだけで、胸が少しだけ軽くなった。
「呼び出した理由は分かるか」
私は、一瞬迷ってから首を振る。
「……分かりません。でも」
視線を上げる。
私はまず「寒い」と思った。
水の温度ではない。
視線だ。
玉座の前に並ぶ長老たち。
その中心に、ルシアがいる。
近い。
けれど――遠い。
共鳴はない。
だから余計に、その距離がはっきり分かる。
「……澪」
ルシアが名を呼ぶ。
それだけで、胸が少しだけ軽くなった。
「呼び出した理由は分かるか」
私は、一瞬迷ってから首を振る。
「……分かりません。でも」
視線を上げる。
