溶けたチョコレートは甘々で

佐々木くんのこんな顔、初めて見た。

いつもの、ニコニコとした笑顔からは想像もできないほどの、真剣な顔。



「──────俺、秋月ちゃんが好き」



真っ直ぐに見つめられる。

佐々木くんの顔は、赤く染まっていた。


「こう見えても俺、一途だよ。秋月ちゃんの好きな人みたいに、泣かせたりしない。約束する」


私はただ呆然と、立ち尽くしている。


……私今、佐々木くんに、告白されてる?あの、女子に人気の佐々木くんに?


だんだんとその事実が理解できて、じわじわと頬が熱くなるのがわかる。



「だから俺と………付き合ってください」



そっと、チョコを持つ方の手を両手で包まれた。

驚きで涙が引っ込んでいく。



「な、んで……、そんなきゅう、に……?」

「急じゃないよ。俺は、高2になって秋月ちゃんを初めて見たときに……一目惚れしたんだ」


一目惚れ……?

しかも高2になってた時からってことは、もう1年近くも?


「ずっと好きだった。俺を選んでほしい」