溶けたチョコレートは甘々で

「ね、これってさ……期待しても、いい?」

「っ……!」


それって……もしかして。


「私こそ、期待しちゃってもいいの……?」

「……うん」



自然と、二人の視線が絡み合った。

離れられない、離さない。

そんな、視線。



「華那。─────── 華那、ずっと好きだった。俺と、恋人になってくれますか?」

「はいっ……!」



どちらかともなく、お互いを強く抱きしめる。

優太の体温を感じて、恋人になったことを実感する。


……本当に、優太と恋人になったんだ。


そっと離れると、優太の顔が緩んでいた。


「ふふっ。顔、ニヤニヤしてる」

「華那も多分、同じ顔してるよ」


「……だって、優太と恋人になれたことが嬉しくて」

「俺だって、嬉しいんだよ」



にこっと笑うと、突然優太が「あ!」と声を上げる。


「そのチョコ、俺のでしょ?今欲しい」

「うん!……あっ……」


チョコを見ると、長い時間手で持っていたせいかチョコが少し溶けていた。