「……青崎?」 一石が文芸部署へと戻ったのは、時計が21時を回った頃。窓際に立っていた私は、じっと星空を見上げていた。 「一石さん。一つ、聞いてもいいですか」 そこから視線を外すことなく、私は一石に背を向けたまま呟いた。 「どうして私は、選考の手伝いに選ばれたのでしょうか」 ――――と。