青い青い空




 聞いてくれるかと尋ねた。

 君はもう、きっと読み飽きているだろう話をと。


 彼女は答えた。

 もちろん。あなたの口から聞かせてと。


 信じられないような話でも?

 それに返ってくる「今十分身に染みてるから」という苦笑。


 気が遠くなるほど長い話でも?

 それに返ってくるのは「当たり前だよ」というやさしい笑顔。