「ねえねえ快慶くん。これって手紙だよね? 誰から?」
「おい仕事は」
「かおんさんが、朝食まだだって言ったら、今日は人が少ないから宵くんと一緒に食べてからでいいよって」
「あっそ」
席替えを申し出て碧龍の隣に座ることにしてよかったと、一人ほくそ笑む。仲の良さそうな二人を、こうして間近で見届けることができたから。
「言うなれば、謎を解く最後のパズル、でしょうか」
「右京さんも、この便箋が何かご存じなんですか?」
「そりゃそうだよ。だってそれは――」
「僕が魔法使いだからですよ」
にこりと笑顔で返すと、全員から訝しむ視線を向けられてしまったが。
「右京さん、前もそんなこと言ってサイコパスだったじゃないですか」
「こいつか、サイコパス野郎は」
「サイコパスっていうか、完全に主犯というか」
「残念ながら青崎さん、その問いには答えて差し上げることができません」
どうしてですかと尋ねられる。
だから答えた。魔法使いですからわかるんですよと。
「青崎さんのタイムリミットが来てしまいますからね」
「え? タイムリミット?」



