そのこともあって、主体となって動くこととなった一石は、これからはますます忙しくなるらしい。ただでさえ忙しいのだから、体だけは壊さないようにと、今度は私から釘を刺しておいた。
「そういうことだから、あんまりこうして時間を取ってやれなくなる」
「もう。そこまで心配されなくても大丈夫ですよ。困ったことがあれば、由良野さんや新堂くんにも声をかけてみるので」
「悩んでることも、あいつらには話すのか」
「何言ってるんですか。どう考えたって二人に相談役は無理でしょう」
「そうやってるうちに、お前は溜めていくだろう」
「そうなった時は、溜めに溜めまくったものをまとめて一石さんに吐き出しますので、そうならないように早く時間を作ってくださいね」
言いたいことは言ってやったと踏ん反り返っていると、一瞬目を丸くした一石は即座に噴き出して笑った。
「そうか。それは、また頑張らないといけないな」
「そうですよ。悲願達成までまだまだ先は長いんですから」
「あんま溜め込んだものをぶちまけられるのは嫌だからなあ」
「……あの。そもそもどうして溜め込む前提なんですか」
「ひとまずは、クリスマス辺りでどうだ?」
「え? 何がですか?」



