青い青い空


 書き込み終えて、『ほらね?』と言わんばかりのどや顔に、容赦なく突っ込む。



『綴り違うし』

『そこはほら。ちょっとくらい大目に見てよ』

『さてと。掃除するか』

『ちょ、長部ってばー』



 君は、きっと知らないだろう。

 君と同じものが自分にあることが、どれだけ嬉しかったか。



『【青い青い空同盟】だね!』

『同盟?』

『そうそう! 他にも誰かいるかな? 探してみようかな』

『いいじゃん別に』



 君と、二人きりがいい。

 たったそれだけが、言えなかったことを。



『いっぱいいた方が楽しくない?』

『これ以上バカが増えたら困る』

『そんなこと言ってー。素直じゃないんだから長部は』

『さっさと掃除して帰るぞ』



 君のそのやさしくて惨い唇を、今すぐに塞いでしまいたかったことを。