これがどうしたのか。そう尋ねてみれば、『青い青い空なんだよ!』って。 言われて窓の外を見てみるが、外は生憎の土砂降りだった。 『そうじゃなくて、ほら。私と長部、二人とも【青い青い空】なの』 自分の耳がおかしくなったのか、それとも頭に不具合が生じているのか。いや、絶対に彼女の言い方が原因だろう。 そうとわかって、ちゃんと説明しろと怒る。すると、どうやら確信犯だったらしい彼女は『ごめんごめん』と笑いながら、ノートに文字を書き込んだ。