青い青い空


「……ぴったりすぎて、逆に気持ち悪いんですけど」

「ぶはっ。だって一石」

「嫌なら返品するけど」

「その、……本当にいいんでしょうか」

「ふふ。もちろんよ」

「もらえるところからはもらっときゃいいんだよ」


「じゃあ伊代ちゃんに似合うアクセサリーも選ばなくっちゃ!」と、パンプスを一石に渡した佐裕子はと言うと、嬉しそうに再びジュエリーの方へと走っていってしまった。

 やれやれと言った様子でため息をついた彼は、そのままさっと私の前で屈み「ほら。足出せ」と言う。自分でできると言っても、「いいからいいから」と言って聞かない一石は、まるで壊れ物でも扱うかのように、私の足へと触れた。


「あ。言うの忘れてたわ」

「な、何をですか」

「直視できないくらいには、よく似合ってる」

「……一石さ」


 ゆっくりと、持ち上がってきた視線に、体が言うことを聞かなくなる。


「綺麗だよ、青崎」

「あ、の。えっと……」


 熱っぽい瞳でそんなことを言われて、赤くなるなと言う方が無理な話だ。