「右京さん」
「何でしょうか」
「ちゃんと、会えますよね」
彼はレンゲにこんもりチャーハンを乗せ、それを大きな口の中に放り込んでから呟いた。ほうへふへと。
「そっかあ」
「……青崎さん?」
「いいなあ」
今度は餃子の上に酢醤油をかけ、一気に三つをほおばりながら呟いた。ほうへふはと。
「そういえば、右京さんの髪と瞳の色って、イエローベージュなんですね」
「……それが何か?」
「改めてよく見ると、はっきりした目鼻立ちと相まってかっこいいなと」
「ごほっ、ごほっ」
啜った味噌ラーメンが、どうやら入ってはいけないところに入ったらしい。
「これはもしや、水難の相ですか」
「ごほっごほっ」
噎せながらも、彼は合間に返してくれた。
そうかもしれませんねと、ただそれだけを。



