今度は砂押が、身を乗り出して、俺の瞳を覗き込んでくる。 「あの、誰にも一切無関心の生徒会長くんが、暴力沙汰で停学処分だなんて。ちょっと気になっちゃうじゃない?」 「何が言いたい」 「これだけ言ってもわかんないのー? あたしがここまで言ってるのにー」 「言いたいことがあるならはっきり――」 俺の言葉を遮るように、砂押はその唇に自分のそれを重ねた。 「あたし、宵ッチのこと、もっと知りたいんだよね」