「ああ~~。……めんどくせえな」 一体、何が起こったのか。自分のものではない体温を感じても、未だによくわからない。 (……心臓の。音がする……) ならこれは、一体誰の音……? (……ちょっと。痛い……) 手加減無し。気遣いなんか一切無し。 「くそ。どうやったら泣き止むんだよ。……泣き止めよ馬鹿」 でもその不器用さが。息苦しさが。 少し嬉しくて、どこか懐かしかった。