「そう、だったんですね」
「オネーサン、嬉しくないの?」
「嬉しい? どうして?」
「結婚してた方が嬉しかったみたいだから」
「それはそうだよ。二人の結婚式がいつでも入っていいように、年中土日祝は空けてるんだから」
「「今すぐ予定を入れなさい」」
二人に盛大に突っ込まれるも、私の頭はまだ現状について行けてはいなかった。どこかまだ夢心地のようにふわふわとしていて、上手く切り替えることができない。
「成る程。だから土日のログイン率高いんだ」
「「ログイン?」」
「しょ、小説! ウェブ小説を読むのにはまっていてですね! あは、あはは」
それには慌てて濁しておいた。読書家だと思われている会社の面々に、家でしょっちゅうゲームしていることは内緒だから。
「もう、快慶くんっ」
「ごめん。なんかちょっと面白くなかったからつい」
「どうして面白くしようとするのっ」
「ピヨちゃんのそういうところ、僕あんま好きじゃないんだよね」
終いにはそんな風に言われる始末。地味にショックを受けた。



