“いつか、見つけてみたいよ” いつの日かそう言った彼女に、虹のメカニズムを語るのは流石に憚られた。 だから、冗談交じりに呟いた。じゃあ、九色の虹の根元には何があるんだろうかと。……僕は、その答えを知っていたから。 “願い事を、叶えてもらえるとかどうよ” ――そう言った君の、たった一つの願いを、僕が叶えてあげたい。