「立てぇ!未桜!!」
何、誰…?うつ伏せになって閉じていた目を薄っすらと開ける。
ん…白いはちまき…白組?
あ―涼ちゃんだ…。
バカ。立てるものならとっくに立ってるよ。それよりなんで戻ってきたの…。あのまま私を無視して走ってたら確実に一位になれてたのに。他の紅組と白組のアンカーはこっち気にしながらも走り続けてるのに…。
涼ちゃん、私が転んでも助けに来ないって言ってたのに。あぁ、助けに来たんじゃないのか。私をバカにしに来たの…?今は涼ちゃんに何言われても言い返せない。
足が痛くて…動けない。
「ん―?」
ふわっと身体が軽くなった。
ほんの一瞬だけ死んだのか、と覚悟したけど、腹側が妙に温かくて誰かに担がれていることが分かる。
でも、誰に…?
「未桜、未桜!大丈夫か?足、痛いか?」
りょ、ちゃ…ん、なんでっ……。
「ばかぁ…ふぇ、ぇえん…っ」
涼ちゃんが来てくれたこと、優しい言葉をかけてもらえたこと、心配してくれたこと、足の痛みのせいでさっきまで我慢していた涙があふれ出てきた。
周りの人には気づかれていないみたいだけど、涼ちゃんには私が震えてるし、変な声を出しているからバレたみたいでギョッとされてしまった。
「な、なんだよ。そんなに痛いのか?大丈夫だ、保健室連れてってやっから。それまで待ってろ。揺れるけど、悪いな」
「…ゴール、しないの?」
涼ちゃんの背中で呟くと、ピタリと涼ちゃんの動きが止まった。
「お前なぁ!今そんなこと考える必要ねえんだよ!お前の足…身体のほうがよっぽど大事だろうが!」
強い言葉だけどちゃんと聞けば優しくて私のことを考えてくれていると分かる。
「あ、りがと…。ごめんね…重くて」
「だから、そういうことじゃねぇって…。まぁ、でも保健室行くついでにならゴールんとこに寄り道してやってもいいけどな」
何、誰…?うつ伏せになって閉じていた目を薄っすらと開ける。
ん…白いはちまき…白組?
あ―涼ちゃんだ…。
バカ。立てるものならとっくに立ってるよ。それよりなんで戻ってきたの…。あのまま私を無視して走ってたら確実に一位になれてたのに。他の紅組と白組のアンカーはこっち気にしながらも走り続けてるのに…。
涼ちゃん、私が転んでも助けに来ないって言ってたのに。あぁ、助けに来たんじゃないのか。私をバカにしに来たの…?今は涼ちゃんに何言われても言い返せない。
足が痛くて…動けない。
「ん―?」
ふわっと身体が軽くなった。
ほんの一瞬だけ死んだのか、と覚悟したけど、腹側が妙に温かくて誰かに担がれていることが分かる。
でも、誰に…?
「未桜、未桜!大丈夫か?足、痛いか?」
りょ、ちゃ…ん、なんでっ……。
「ばかぁ…ふぇ、ぇえん…っ」
涼ちゃんが来てくれたこと、優しい言葉をかけてもらえたこと、心配してくれたこと、足の痛みのせいでさっきまで我慢していた涙があふれ出てきた。
周りの人には気づかれていないみたいだけど、涼ちゃんには私が震えてるし、変な声を出しているからバレたみたいでギョッとされてしまった。
「な、なんだよ。そんなに痛いのか?大丈夫だ、保健室連れてってやっから。それまで待ってろ。揺れるけど、悪いな」
「…ゴール、しないの?」
涼ちゃんの背中で呟くと、ピタリと涼ちゃんの動きが止まった。
「お前なぁ!今そんなこと考える必要ねえんだよ!お前の足…身体のほうがよっぽど大事だろうが!」
強い言葉だけどちゃんと聞けば優しくて私のことを考えてくれていると分かる。
「あ、りがと…。ごめんね…重くて」
「だから、そういうことじゃねぇって…。まぁ、でも保健室行くついでにならゴールんとこに寄り道してやってもいいけどな」
