もう一回言って

すっかり忘れてた!
私は涼ちゃんのことと旭先輩、その他期末テストのことしか考えていなかった。
「その顔、ホントに忘れてたんだ?全く。今日、誰がどの種目やるか決めるって言ってたじゃん」
「あー‥そう、だっけ?」
体育祭、去年楽しかったな。彩と一緒に玉入れとリレー頑張ったな。
去年は涼ちゃんと同じクラスだったけど、今年は違うからなぁ。



*放課後*



気が重い…。もう、彩のバ…カではない。
確かにリレーをやりたいって言ったのは私だけど…。男女混合リレーのアンカーって…。やだなあ。
今日の体育祭の種目で出たいところに希望した時、私は200m走にしたけど、人数の関係や彩が「未桜はリレーに入ったら?アンカーなら空いてるじゃん」と言ってその時はよく考えてなかったから頷いちゃったんだよね‥。悪いのは完全に私。
それに今年、涼ちゃんのクラスと敵のチームだし。
涼ちゃんのクラスは紅組で、私たちのクラスは白組。敵同士だから涼ちゃんを応援することができない。
はぁ…。今日はため息ばかりつく日だ…。
「なぁ」
部活終わりの涼ちゃんと帰る道で、ずっと無言だった涼ちゃんがしゃべった。
「未桜のクラス、白組だったよな?それで体育祭の日、はちまき交換してくれね?」
「いいの?交換したら、涼ちゃんが白組になって、私が紅組になっちゃうよ?」
はちまきを交換するのは私はいいけど、涼ちゃんはどうしてそんなこと急に言い出したんだろう。
「そういう問題じゃなくて。とにかく、未桜がいいなら、当日間見て渡しに行くから。それまで誰とも交換するなよ」