もう少し三崎さんと話がしてみたい気がして、食事に誘おうとしたが、蓮見チーフのことが気になるからと断られてしまった。
それに、一緒にステイ先のホテルまで帰ることも。
「途中店に寄るから」と言っていたが、きっとそれが理由じゃないだろう。
同行のクルーに俺と一緒にいるところを見られたら、憶測で面白おかしく噂を流される。
そのことを警戒したんだと思う。俺だって、彼女に迷惑をかけるのは本意ではない。
おとなしく引き下がったが、もう一つ彼女に聞いてみたいことがあった。
一日一緒に過ごした後でも、君はまだ、俺のことを苦手だと思う?
「君はまだ……いや、なんでもない」
彼女は気を遣って、きっと本音は言わないだろう。
呼び止めてはみたものの、声に出す勇気までは湧いてこなかった。
「それじゃ」
片手を上げ、三崎さんとは逆の方向へ歩き出す。
少し歩いて振り返ると、彼女はこちらを振り返ることなく、まっすぐ歩いて行った。
そんな彼女の背中を、俺はしばらく眺めていた。
それに、一緒にステイ先のホテルまで帰ることも。
「途中店に寄るから」と言っていたが、きっとそれが理由じゃないだろう。
同行のクルーに俺と一緒にいるところを見られたら、憶測で面白おかしく噂を流される。
そのことを警戒したんだと思う。俺だって、彼女に迷惑をかけるのは本意ではない。
おとなしく引き下がったが、もう一つ彼女に聞いてみたいことがあった。
一日一緒に過ごした後でも、君はまだ、俺のことを苦手だと思う?
「君はまだ……いや、なんでもない」
彼女は気を遣って、きっと本音は言わないだろう。
呼び止めてはみたものの、声に出す勇気までは湧いてこなかった。
「それじゃ」
片手を上げ、三崎さんとは逆の方向へ歩き出す。
少し歩いて振り返ると、彼女はこちらを振り返ることなく、まっすぐ歩いて行った。
そんな彼女の背中を、俺はしばらく眺めていた。


