「何ボーっとしてるんだ、青柳。ブリーフィング始めるぞ」
「はい、よろしくお願いいたします」
今回一緒に乗務するのは、数いるAJA機長の中でも気難しいことで有名な荻野キャプテン。
俺も一度一緒になったことがある。
その時は、確認のためと思ってした質問が気に食わなかったらしく、「そんなこともわからんのか」と叱責され、フライト中なんとも気まずい時間を過ごした。
荻野キャプテンのルーティンは、離陸後すぐコーヒーを飲むこと。
離陸時の緊張から解放され、コーヒーのアロマに癒されたい気持ちはわからないでもない。
しかし、水平飛行に入ると同時に、客室では最初のサービスが始まる。
ただでさえバタついているだろうギャレーに、コーヒーを持って来てくれなんてのんきなオーダー入れたくないのが本当のところだ。
「青柳、コーヒー頼む」
その日も、ベルトチェックのサインが消えるとほぼ同時に、荻野キャプテンからリクエストが入った。
「……わかりました」
一瞬迷ったものの、こんなことで機嫌を損なわれては面倒なので、ギャレーにコールを入れる。
『はい、三崎です』
「はい、よろしくお願いいたします」
今回一緒に乗務するのは、数いるAJA機長の中でも気難しいことで有名な荻野キャプテン。
俺も一度一緒になったことがある。
その時は、確認のためと思ってした質問が気に食わなかったらしく、「そんなこともわからんのか」と叱責され、フライト中なんとも気まずい時間を過ごした。
荻野キャプテンのルーティンは、離陸後すぐコーヒーを飲むこと。
離陸時の緊張から解放され、コーヒーのアロマに癒されたい気持ちはわからないでもない。
しかし、水平飛行に入ると同時に、客室では最初のサービスが始まる。
ただでさえバタついているだろうギャレーに、コーヒーを持って来てくれなんてのんきなオーダー入れたくないのが本当のところだ。
「青柳、コーヒー頼む」
その日も、ベルトチェックのサインが消えるとほぼ同時に、荻野キャプテンからリクエストが入った。
「……わかりました」
一瞬迷ったものの、こんなことで機嫌を損なわれては面倒なので、ギャレーにコールを入れる。
『はい、三崎です』


