何度も断っているのに、やけに食い下がって来る。おまけに私が嘘をついてると疑ってかかっているのだ。
「本当です。同じ客室部の同期ですよ。桐島さんは、岩永麻衣ってご存知じゃありませんか?」
「聞いたことないな。本当にそんな人いる?」
麻衣が聞いたらブチ切れそうなことを平気で言う。
「本当は青柳と、だったりして」
「青柳さん?」
どうしていきなり青柳さんの名前が出てくるんだろう。首を傾げていると、桐島さんが身を寄せてきた。
「気づいてないの、三崎さん。噂になってるよ。この間青柳と帰ってただろう?」
「えっ……」
私と青柳さんしかあの場にはいなかったと思うんだけれど、まさか、誰かに見られてた?
焦りを顔に出さないようにして、あの日の行動を思い返してみる。
私たち以外誰もいないタクシー乗り場で少しだけ話して、その後連れだって駐車場まで行った。
車通勤の人は他にもいるし、偶然見かけた人がいたのかもしれない。
母からの電話のことで頭がいっぱいで、そこまで気が回らなかった。
「青柳と三崎さんがつきあってるんじゃないかって、客室乗務部で噂になってるよ」
……嘘でしょう?
「本当です。同じ客室部の同期ですよ。桐島さんは、岩永麻衣ってご存知じゃありませんか?」
「聞いたことないな。本当にそんな人いる?」
麻衣が聞いたらブチ切れそうなことを平気で言う。
「本当は青柳と、だったりして」
「青柳さん?」
どうしていきなり青柳さんの名前が出てくるんだろう。首を傾げていると、桐島さんが身を寄せてきた。
「気づいてないの、三崎さん。噂になってるよ。この間青柳と帰ってただろう?」
「えっ……」
私と青柳さんしかあの場にはいなかったと思うんだけれど、まさか、誰かに見られてた?
焦りを顔に出さないようにして、あの日の行動を思い返してみる。
私たち以外誰もいないタクシー乗り場で少しだけ話して、その後連れだって駐車場まで行った。
車通勤の人は他にもいるし、偶然見かけた人がいたのかもしれない。
母からの電話のことで頭がいっぱいで、そこまで気が回らなかった。
「青柳と三崎さんがつきあってるんじゃないかって、客室乗務部で噂になってるよ」
……嘘でしょう?


