「かなり緊張してしまって、キャプテンが見ていないところで喝を入れられたな」
青柳さんでも緊張することがあるのか。今の堂々とした姿からは想像できない。
「三崎さん、俺が緊張するなんて信じられないって顔してるな」
「そっ、そんなことありません」
恥ずかしい。そんなに考えていることが顔に出ていたんだろうか。プライベートの時間だからって、青柳さん相手に気を抜きすぎだ。
彼のくすくす笑いを背中に聞きながら、心持ち速足で歩く。すると、急に視界が開けて、目の前に青が広がった。
「うわぁ……」
これが、シャガールの『アメリカの窓』。
壁一面に貼られた三枚の美しく深い青のステンドグラスには、思い思いに芸術を楽しむ人々の姿が描かれていて、いつまでも見ていたいと思ってしまう。
「三崎さん」
青柳さんに声をかけられて、我に返った。
「そろそろいこうか。もうすぐ閉館の時間だよ」
えっ、そんなに?
一枚一枚、描かれているものを丁寧に見ているうちに、ずいぶん長い時間をステンドグラスの前で過ごしていたみたいだ。
それくらい魅入られていた。
「もっと早くに声をかけてくださってもよかったのに」
青柳さんでも緊張することがあるのか。今の堂々とした姿からは想像できない。
「三崎さん、俺が緊張するなんて信じられないって顔してるな」
「そっ、そんなことありません」
恥ずかしい。そんなに考えていることが顔に出ていたんだろうか。プライベートの時間だからって、青柳さん相手に気を抜きすぎだ。
彼のくすくす笑いを背中に聞きながら、心持ち速足で歩く。すると、急に視界が開けて、目の前に青が広がった。
「うわぁ……」
これが、シャガールの『アメリカの窓』。
壁一面に貼られた三枚の美しく深い青のステンドグラスには、思い思いに芸術を楽しむ人々の姿が描かれていて、いつまでも見ていたいと思ってしまう。
「三崎さん」
青柳さんに声をかけられて、我に返った。
「そろそろいこうか。もうすぐ閉館の時間だよ」
えっ、そんなに?
一枚一枚、描かれているものを丁寧に見ているうちに、ずいぶん長い時間をステンドグラスの前で過ごしていたみたいだ。
それくらい魅入られていた。
「もっと早くに声をかけてくださってもよかったのに」


