チケットを購入して正面の階段を上り、まずは二階にある『印象派』のフロアを目指す。
「三崎さん、これ」
青柳さんが手渡してくれたのは、日本語で書かれたパンフレットだった。
「館内のマップは英語版にしか載ってないんだ。英語版の方は俺が持っておくから、必要な時は言って」
「ありがとうございます」
いくつも抱えて歩くと邪魔になるから、英語版の方は引き受けてくれたのだろう。
青柳さんから、コックピットでも感じた思いやりを感じて、驚いてしまう。
「よくご存じですね」
「ここへは何度か来ているからね」
今までも、一緒に来た人にそういう気遣いを見せていたのだろうな。なんだか想像できてしまう。
「三崎さんの目的はシャガールだけ?」
「……実は私、そこまで詳しいわけではなくて。シャガールも蓮見さんから聞いて見てみたいなって思っただけなんです」
「そうなんだ」
そう言って、青柳さんがくすりと笑う。
「失礼。蓮見さんがぜひにと誘うから、君のことを熱心な美術ファンかと思っていたんだ」
「三崎さん、これ」
青柳さんが手渡してくれたのは、日本語で書かれたパンフレットだった。
「館内のマップは英語版にしか載ってないんだ。英語版の方は俺が持っておくから、必要な時は言って」
「ありがとうございます」
いくつも抱えて歩くと邪魔になるから、英語版の方は引き受けてくれたのだろう。
青柳さんから、コックピットでも感じた思いやりを感じて、驚いてしまう。
「よくご存じですね」
「ここへは何度か来ているからね」
今までも、一緒に来た人にそういう気遣いを見せていたのだろうな。なんだか想像できてしまう。
「三崎さんの目的はシャガールだけ?」
「……実は私、そこまで詳しいわけではなくて。シャガールも蓮見さんから聞いて見てみたいなって思っただけなんです」
「そうなんだ」
そう言って、青柳さんがくすりと笑う。
「失礼。蓮見さんがぜひにと誘うから、君のことを熱心な美術ファンかと思っていたんだ」


