「そこまで断言されると、むしろ清々しいな。今日一日よろしく。青柳凱斗だ」
「三崎蒼羽です。よろしくお願いします」
「ところで、君は何も頼まなくていいのか?」
突然の展開に驚きすぎて、カフェにいることさえ忘れていた。
「……結構です。何も喉を通りそうにありません」
私が答えると、青柳さんはカラッと笑う。
わぁ……、青柳さんが笑っているところなんて初めて見たかもしれない。
どちらかというと硬質で、冷たいイメージだったけれど、笑うと雰囲気が緩んで明るくなる。
「それじゃ、早速行こうか」
「あっ、はい!」
一瞬見惚れてしまったのを誤魔化して、荷物をまとめて席を立つ青柳さんを、慌てて追いかけた。
シカゴ美術館はニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストンのボストン美術館と並ぶアメリカ三大美術館の一つ。なんと三十万点以上の作品が八つの建物に展示、収蔵されているという。
全てを見て回るのは時間がかかるし、あまり長い時間青柳さんをつき合わせるのも悪いので、今回は蓮見さんが言っていたシャガールのステンドグラスが展示してある144室をメインに見て回ることにした。
「三崎蒼羽です。よろしくお願いします」
「ところで、君は何も頼まなくていいのか?」
突然の展開に驚きすぎて、カフェにいることさえ忘れていた。
「……結構です。何も喉を通りそうにありません」
私が答えると、青柳さんはカラッと笑う。
わぁ……、青柳さんが笑っているところなんて初めて見たかもしれない。
どちらかというと硬質で、冷たいイメージだったけれど、笑うと雰囲気が緩んで明るくなる。
「それじゃ、早速行こうか」
「あっ、はい!」
一瞬見惚れてしまったのを誤魔化して、荷物をまとめて席を立つ青柳さんを、慌てて追いかけた。
シカゴ美術館はニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストンのボストン美術館と並ぶアメリカ三大美術館の一つ。なんと三十万点以上の作品が八つの建物に展示、収蔵されているという。
全てを見て回るのは時間がかかるし、あまり長い時間青柳さんをつき合わせるのも悪いので、今回は蓮見さんが言っていたシャガールのステンドグラスが展示してある144室をメインに見て回ることにした。


