蓮見さんに頼まれて、さすがの青柳さんも断れなかったのだろうか。
女性からの食事やデートの誘いをあんなに頑なに拒否している人を無理やりつき合わせるわけにはいかない。
青柳さんは何を思っているのか、私の顔を見て眉をしかめている。
「どうかされました?」
「おかしなことを言うな。俺は蓮見さんから君のことを頼まれているし、ガイド役をしても構わないからここにいるんだが」
「だって、嫌じゃないんですか?」
「嫌、とは?」
「……青柳さんは女性と出かけたりはしないって聞いています」
私が言うと、青柳さんはようやく合点がいったというふうに頷いた。
「それなら心配はいらない。理由なら、君が一番よくわかっているんじゃないのか?」
「……どういうことでしょう?」
青柳さんはコーヒーを一口飲むと、ゆったりとした動作でカップを置いた。
「だって君は、俺のことが苦手なんだろう?」
「えっ……?」
過ったのは、先日、青柳さんが告白されているところを目撃した日のことだ。
職場からの帰り道、青柳さんのことを話をしながら、私は確かに麻衣にそう言った。背中に嫌な汗がにじむ。
女性からの食事やデートの誘いをあんなに頑なに拒否している人を無理やりつき合わせるわけにはいかない。
青柳さんは何を思っているのか、私の顔を見て眉をしかめている。
「どうかされました?」
「おかしなことを言うな。俺は蓮見さんから君のことを頼まれているし、ガイド役をしても構わないからここにいるんだが」
「だって、嫌じゃないんですか?」
「嫌、とは?」
「……青柳さんは女性と出かけたりはしないって聞いています」
私が言うと、青柳さんはようやく合点がいったというふうに頷いた。
「それなら心配はいらない。理由なら、君が一番よくわかっているんじゃないのか?」
「……どういうことでしょう?」
青柳さんはコーヒーを一口飲むと、ゆったりとした動作でカップを置いた。
「だって君は、俺のことが苦手なんだろう?」
「えっ……?」
過ったのは、先日、青柳さんが告白されているところを目撃した日のことだ。
職場からの帰り道、青柳さんのことを話をしながら、私は確かに麻衣にそう言った。背中に嫌な汗がにじむ。


