ホテルのロビーで解散し、部屋へ向かおうとしたところで、CAの一人が青柳さんの方へ駆け寄るのが目に入った。
ブリーフィングの時に青柳さんに見とれていた、あの新人CAだ。
きっと食事にでも誘っているのだろう。あっさり断られたらしく、こちらから見てもわかるくらい表情が暗くなる。
「青柳さんも毎回大変ね。フライトのたびに告白されたり誘われたり」
部屋へと向かうエレベーターの中で、蓮見さんがふと呟いた。
エレベーターの中にいるAJAのクルーは私と蓮見さんだけで、あとはアメリカ人らしき宿泊客が3名ほどいるだけだ。
「えっ、毎回ですか?」
「少なくとも私と飛んでる時はそうだったわ。三崎さんは見かけたことない?」
「私もあります」
前回のフライト帰り、麻衣と目撃した光景を思い出す。
青柳さんはぴくりとも表情を変えず、きついと言ってもいいくらいの言葉で梶原さんからの誘いを断っていた。
13階で降りて、会社がリザーブした部屋のあるブロックへと歩く。
思い切って、蓮見さんに尋ねてみた。
「青柳さんって、どんな方なんですか?」
「あら、三崎さんも彼に興味があるの?」
ブリーフィングの時に青柳さんに見とれていた、あの新人CAだ。
きっと食事にでも誘っているのだろう。あっさり断られたらしく、こちらから見てもわかるくらい表情が暗くなる。
「青柳さんも毎回大変ね。フライトのたびに告白されたり誘われたり」
部屋へと向かうエレベーターの中で、蓮見さんがふと呟いた。
エレベーターの中にいるAJAのクルーは私と蓮見さんだけで、あとはアメリカ人らしき宿泊客が3名ほどいるだけだ。
「えっ、毎回ですか?」
「少なくとも私と飛んでる時はそうだったわ。三崎さんは見かけたことない?」
「私もあります」
前回のフライト帰り、麻衣と目撃した光景を思い出す。
青柳さんはぴくりとも表情を変えず、きついと言ってもいいくらいの言葉で梶原さんからの誘いを断っていた。
13階で降りて、会社がリザーブした部屋のあるブロックへと歩く。
思い切って、蓮見さんに尋ねてみた。
「青柳さんって、どんな方なんですか?」
「あら、三崎さんも彼に興味があるの?」


