「いい笑顔ね、三崎さん。そのまま、お客様をお迎えしましょう」
「はい!」
入社して数年経ち、それなりに経験を積んでパーサーとなった今でも、蓮見さんと一緒になるとCAを目指していた頃の初心を思い出す。
気持ちを引き締めて、私はお客様を迎えるため、姿勢を正した。
順調に離陸し、ベルトチェックのサインが消えた。
水平飛行に移れば、すぐにドリンクサービスが始まる。ギャレーで準備をしていると、コックピットからの連絡のランプが着いた。
「はい、三崎です」
こちらが名乗っても、返事がない。
「あの……」
「失礼、コーパイの青柳です。お忙しいところすみません。ホットコーヒーを一つお願いできませんか」
何事かと思ったら、ドリンクの催促だった。トラブルではないことにとりあえずホッとする。
「わかりました。お一つでよろしいですか?」
「ええ。頼みます」
一言答えると、コールはぷつりと切れた。
青柳さんの口から、クルーを気遣うような言葉が出たことに少し驚いた。そういうことを口に出すイメージはなかったのだ。
「コーヒーでしょ」
サービスの準備のため忙しなく手を動かしながら、蓮見さんが尋ねる。
「はい!」
入社して数年経ち、それなりに経験を積んでパーサーとなった今でも、蓮見さんと一緒になるとCAを目指していた頃の初心を思い出す。
気持ちを引き締めて、私はお客様を迎えるため、姿勢を正した。
順調に離陸し、ベルトチェックのサインが消えた。
水平飛行に移れば、すぐにドリンクサービスが始まる。ギャレーで準備をしていると、コックピットからの連絡のランプが着いた。
「はい、三崎です」
こちらが名乗っても、返事がない。
「あの……」
「失礼、コーパイの青柳です。お忙しいところすみません。ホットコーヒーを一つお願いできませんか」
何事かと思ったら、ドリンクの催促だった。トラブルではないことにとりあえずホッとする。
「わかりました。お一つでよろしいですか?」
「ええ。頼みます」
一言答えると、コールはぷつりと切れた。
青柳さんの口から、クルーを気遣うような言葉が出たことに少し驚いた。そういうことを口に出すイメージはなかったのだ。
「コーヒーでしょ」
サービスの準備のため忙しなく手を動かしながら、蓮見さんが尋ねる。


