存在を確かめるように、もう一度凱斗さんが私の名前を呼ぶ。
おそるおそる触れた指先が、私の頬を伝い、大きな手のひらで包み込む。
彼の瞳は何かもの言いたげで、でも口元は結ばれたまま。
「……凱斗さん?」
ゆっくりと顔が近づいて、無意識に私も目を閉じた。
唇に、柔らかななにかが触れる。
すぐに離れると、角度を変えてもう一度。
啄むようなキスが、徐々に大胆になっていく。
私はついていくのに必死で、うまく息ができなくて、凱斗さんの制服のシャツをぎゅっと掴んだ。
突然唇が離れて目を開けると、まるで自分のしたことに驚いて、なんだか傷ついているような顔をした凱斗さんがいた。
「……ごめん、こんな」
「い、いえ」
凱斗さんが離れ、それまでゼロだった二人の距離が開く。
凱斗さんのぬくもりが、離れていく。
凱斗さん、どうしてキスをしたの。
……どうして謝るの?
聞きたいけれど、聞くのが怖くて声が出ない。
気まずい雰囲気が流れる中、展望デッキの閉園アナウンスが流れてきた。
「……時間みたいだ。帰ろうか」
「はい」
それ以上は何も言葉を交わすことなく、その場を後にした。
おそるおそる触れた指先が、私の頬を伝い、大きな手のひらで包み込む。
彼の瞳は何かもの言いたげで、でも口元は結ばれたまま。
「……凱斗さん?」
ゆっくりと顔が近づいて、無意識に私も目を閉じた。
唇に、柔らかななにかが触れる。
すぐに離れると、角度を変えてもう一度。
啄むようなキスが、徐々に大胆になっていく。
私はついていくのに必死で、うまく息ができなくて、凱斗さんの制服のシャツをぎゅっと掴んだ。
突然唇が離れて目を開けると、まるで自分のしたことに驚いて、なんだか傷ついているような顔をした凱斗さんがいた。
「……ごめん、こんな」
「い、いえ」
凱斗さんが離れ、それまでゼロだった二人の距離が開く。
凱斗さんのぬくもりが、離れていく。
凱斗さん、どうしてキスをしたの。
……どうして謝るの?
聞きたいけれど、聞くのが怖くて声が出ない。
気まずい雰囲気が流れる中、展望デッキの閉園アナウンスが流れてきた。
「……時間みたいだ。帰ろうか」
「はい」
それ以上は何も言葉を交わすことなく、その場を後にした。


