ベッドサイドのデスクに置いていたスマホから、目覚ましがわりの音楽が聞こえる。
リビングからは、パタパタと歩き回る足音。そしてスーツケースを転がすような音が聞こえる。
ドアの向こうに、彼女がいる。
胸にじわりと広がる幸福感を噛みしめ、俺はベッドを降りて自室のドアを開けた。
「あ、凱斗さん。おはようございます」
「……おはよう」
リビングには、三日ぶりに見る妻の姿。
長い黒髪をまとめてメイクもすませ、フライトに向けすっかり仕上がっている。
仕事モードに入った蒼羽は、凛としていて美しく、つい見とれてしまう。
「ぼーっとしてどうしました? 凱斗さんも今日はフライトですよね? 体調は悪くないですか」
手を伸ばせば届く距離で、蒼羽が心配そうに俺を見上げる。
無意識に彼女に触れそうになる自分を諫めて、そっと息を吐いた。
リビングからは、パタパタと歩き回る足音。そしてスーツケースを転がすような音が聞こえる。
ドアの向こうに、彼女がいる。
胸にじわりと広がる幸福感を噛みしめ、俺はベッドを降りて自室のドアを開けた。
「あ、凱斗さん。おはようございます」
「……おはよう」
リビングには、三日ぶりに見る妻の姿。
長い黒髪をまとめてメイクもすませ、フライトに向けすっかり仕上がっている。
仕事モードに入った蒼羽は、凛としていて美しく、つい見とれてしまう。
「ぼーっとしてどうしました? 凱斗さんも今日はフライトですよね? 体調は悪くないですか」
手を伸ばせば届く距離で、蒼羽が心配そうに俺を見上げる。
無意識に彼女に触れそうになる自分を諫めて、そっと息を吐いた。


