「行くぞ。ユウミ。」 「は~い。」 扉越しにかけられた声に返事を返し 慌てて部屋を出る。 レグザールの朝の日課である 街の視察。 この世界に来てからの あたしの日課でもある。 最初は心配して 一緒に行くのを渋ってたんだけど ものすごい勢いで街に 溶け込んじゃったもんだから 何も言えなくなったみたい(笑) 今では一緒に行くのは当たり前。 みたいな雰囲気になっている。