余計なお世話的なことを 心配しつつ。 仕方なくベッドから降りて 後に続いた。 また怒りだされてもやっかいだし。 「んで何処に行くの?」 真っ白な大理石づくりの 吹き抜けの長い長い回廊。 行き交うたくさんの兵士や 女官と呼ばれてるメイドさんたち。 王子様と一緒にいるせいか みんなが会釈をしていく。 一般庶民なあたしは もちろんそれに返す。 あす首痛に悩まされそうだ。