長い足がリドゥの腹を軽く蹴ると 深海色の馬は駆け出す。 かなりいい馬だ。 すぐトップスピードになった。 全身に感じる風と一体になったような感覚。 久々に乗ったけどサイコー♪ 「俺に体重を預けていろ。 まだ距離がある。」 「うん。」 遠慮なく短気くんに寄りかかった。 短時間なら人に頼らなくても 自分を保つ自信があるけど さすがに長時間は無理。