「ルシュヴィア王国?」



野菜をきざむ手を止めて振返る。



「そ。明日から行くよ。

二人で旅行~♪」



「ええ?!」



後ろから抱き付いてくる

守護竜の耳元で叫ぶ。



「耳元では囁くもんなのにぃ~~」



懲りずに毎度毎度

アホなことをぬかす

おバカは放置。



それよりなにより。



明日からなんて絶対にムリ。