◆◇◆◇◆◇◆
※注意!※
このSSは、本編第1部のラストシーンの余韻を、盛大にぶち壊す恐れがあります!
二人の静謐な余韻を取っておきたい方は、時間を置くか、今すぐブラウザバックを推奨します!
「ハルネのピンク色の暴走を見届けてもいいよ!」という心の広い方のみ、お進みください!
◆◇◆◇◆◇◆
――それは、ヴァルグレイの魂を救ったその後の夜の事――
「あ~~~~……う~~~~……」
あたしは自室のベッドで、ゴロゴロと転がり、眠れない夜を過ごしていた。
オジさまの頭を抱き締めた時はとにかく必死で……
なんとかしなきゃ、なんとかこの人が凍えないように……
そればっかり考えていて、なんていうか他の事を考える余裕が無かった。
でも今考えると……
「う~~~~っ!」
枕を抱えながら唸る。
「うああ! ダメだ! 眠れない!」
――ガバッ!
掛け布団を跳ね除け、飛び起きる。
「こういう時は何かに気持ちをぶつけないと!」
普段なら料理だ。
いっぱい作っていっぱい食べればそれだけで満たされる。
……でも今は真夜中。
こんな時間に大量に食べたりなんかしちゃったら……
翌朝の顔のむくみとお腹の張り具合を考えるとゾっとする。
やめっ!
エモパレポーションも昨日作ったばかりだしなぁ。
インスピレーションも湧かない。
……あの時、胸に抱いたオジさまの感情の色を想像するのは、まだまだ咀嚼が足りなすぎる。
やめっ!
「……そうだ、日記でも書こう!」
滅多に付けないが、たまにとりとめない事を書く。
それでなくても今日は色々あったんだ。
ベッドから起きて机に向かう。
……途中、オジさまが座っていた椅子が目に入る。
座面に顔を押し付けたい欲求がふと湧いた。
……いやいや! 変態か!
そもそも時間が経ちすぎて温もりも何も無いよ……
いかん、なんだか悶々としてる。
さっさと気持ちを整理して寝よう。
机に備え付けてある魔石ランプを灯し、引き出しから日記帳を取り出す。
ペンも手に持ち、準備万端!
「さて、何を書こう?」
今日は朝から色々あった。
オジさまが来て、朝食をご馳走して……
お昼を届けたらリオーネさんとオジさまが仲良くしてて…………アレは忘れよう。
で、気持ちが抑えられなくて、暴走しちゃって、薬草店に向かって……
カレシのお使いだって誤魔化して……
…………
他にも色々あったはずなのに、悶々としているせいか、そこが妙に引っ掛かってしまった。
カレシ……恋人……興奮剤……夜の行為……
もしも、オジさまが恋人だったら…………
さっきまであたしの手を握ってくれてた、オジさまの手の感触を思い出した。
―――――――
「ハルネ嬢……」
オジさまの手は少し荒れている。
若い人のような滑らかな手じゃない。
手の甲に刻まれた細い皺が、長い人生を語っているようでドキドキした。
その手が頬に触れた時、どうしようもないくらい安心してしまう。
ドキドキしているのに、居心地の良さを覚えてしまう。
「……ステキなお嬢さん。 私を誘惑するなど…………イケナイ子だ」
――頬に、ちゅっ。
―――――――
「~~~~~~~~っっ!!」
あはははははははっ!!
いや、これはナイ! ナイよっ!!
恥ずかしさとありえなさを誤魔化したせいか思わず笑ってしまった。
こんなのオジさまのキャラじゃない!
でも……でも…………!
うん、認めよう。
あたしにはオジさまをトロトロに甘やかしたい願望がある。
毎日ご飯作ってあげて、身の回りのお世話もいっぱいして、沢山役に立ちたい!
しかし、同時に、トロトロに甘やかされたい願望もある。
抱っこされたい。 撫でてもらいたい。 甘い言葉が欲しい。
経験が無いから想像でしか無いけども…………キスもしてほしい。
―――――――
身長差のあるオジさまが、ほんの少し屈む。
オジさまの手が、あたしの前髪をかき上げる。
おでこに指が触れた瞬間、パチっと電気が走るような感触が流れた。
「……可愛らしいおデコだ。 キミの額すらも愛しい。 思わず、こうしてしまう」
――おデコに、ちゅっ。
オジさまのほんのり乾いた唇の感触がくすぐったい。
しかし、なかなか放してくれなかった。
ちう~っと……吸われてる…………味わわれてる………
そっと離れた唇が、あたしのおでこに残したのは、鮮やかに浮き出た、キスマーク……
「……ほら、コレで私のモノになった」
―――――――
「~~~~~~~ほわたぁっ!!」
羞恥に耐えられず、思わずバコンっ!と、日記帳に拳を叩きつけてしまった。
ハァ……ハァ……
落ち着け……おちけつ……
机に突っ伏しながら自分に言い聞かせる。
大丈夫……これはあたしの妄想だから。
セーフ! これはセーフです!
う~~、はやくオジさまのモノになりたい……っ!
求められたい! スキを味わいたい!
オジさまに好き勝手されたいっ!!
机に突っ伏したまま、拳でダンダンと机を叩く。
―― ②へ続く ――
※注意!※
このSSは、本編第1部のラストシーンの余韻を、盛大にぶち壊す恐れがあります!
二人の静謐な余韻を取っておきたい方は、時間を置くか、今すぐブラウザバックを推奨します!
「ハルネのピンク色の暴走を見届けてもいいよ!」という心の広い方のみ、お進みください!
◆◇◆◇◆◇◆
――それは、ヴァルグレイの魂を救ったその後の夜の事――
「あ~~~~……う~~~~……」
あたしは自室のベッドで、ゴロゴロと転がり、眠れない夜を過ごしていた。
オジさまの頭を抱き締めた時はとにかく必死で……
なんとかしなきゃ、なんとかこの人が凍えないように……
そればっかり考えていて、なんていうか他の事を考える余裕が無かった。
でも今考えると……
「う~~~~っ!」
枕を抱えながら唸る。
「うああ! ダメだ! 眠れない!」
――ガバッ!
掛け布団を跳ね除け、飛び起きる。
「こういう時は何かに気持ちをぶつけないと!」
普段なら料理だ。
いっぱい作っていっぱい食べればそれだけで満たされる。
……でも今は真夜中。
こんな時間に大量に食べたりなんかしちゃったら……
翌朝の顔のむくみとお腹の張り具合を考えるとゾっとする。
やめっ!
エモパレポーションも昨日作ったばかりだしなぁ。
インスピレーションも湧かない。
……あの時、胸に抱いたオジさまの感情の色を想像するのは、まだまだ咀嚼が足りなすぎる。
やめっ!
「……そうだ、日記でも書こう!」
滅多に付けないが、たまにとりとめない事を書く。
それでなくても今日は色々あったんだ。
ベッドから起きて机に向かう。
……途中、オジさまが座っていた椅子が目に入る。
座面に顔を押し付けたい欲求がふと湧いた。
……いやいや! 変態か!
そもそも時間が経ちすぎて温もりも何も無いよ……
いかん、なんだか悶々としてる。
さっさと気持ちを整理して寝よう。
机に備え付けてある魔石ランプを灯し、引き出しから日記帳を取り出す。
ペンも手に持ち、準備万端!
「さて、何を書こう?」
今日は朝から色々あった。
オジさまが来て、朝食をご馳走して……
お昼を届けたらリオーネさんとオジさまが仲良くしてて…………アレは忘れよう。
で、気持ちが抑えられなくて、暴走しちゃって、薬草店に向かって……
カレシのお使いだって誤魔化して……
…………
他にも色々あったはずなのに、悶々としているせいか、そこが妙に引っ掛かってしまった。
カレシ……恋人……興奮剤……夜の行為……
もしも、オジさまが恋人だったら…………
さっきまであたしの手を握ってくれてた、オジさまの手の感触を思い出した。
―――――――
「ハルネ嬢……」
オジさまの手は少し荒れている。
若い人のような滑らかな手じゃない。
手の甲に刻まれた細い皺が、長い人生を語っているようでドキドキした。
その手が頬に触れた時、どうしようもないくらい安心してしまう。
ドキドキしているのに、居心地の良さを覚えてしまう。
「……ステキなお嬢さん。 私を誘惑するなど…………イケナイ子だ」
――頬に、ちゅっ。
―――――――
「~~~~~~~~っっ!!」
あはははははははっ!!
いや、これはナイ! ナイよっ!!
恥ずかしさとありえなさを誤魔化したせいか思わず笑ってしまった。
こんなのオジさまのキャラじゃない!
でも……でも…………!
うん、認めよう。
あたしにはオジさまをトロトロに甘やかしたい願望がある。
毎日ご飯作ってあげて、身の回りのお世話もいっぱいして、沢山役に立ちたい!
しかし、同時に、トロトロに甘やかされたい願望もある。
抱っこされたい。 撫でてもらいたい。 甘い言葉が欲しい。
経験が無いから想像でしか無いけども…………キスもしてほしい。
―――――――
身長差のあるオジさまが、ほんの少し屈む。
オジさまの手が、あたしの前髪をかき上げる。
おでこに指が触れた瞬間、パチっと電気が走るような感触が流れた。
「……可愛らしいおデコだ。 キミの額すらも愛しい。 思わず、こうしてしまう」
――おデコに、ちゅっ。
オジさまのほんのり乾いた唇の感触がくすぐったい。
しかし、なかなか放してくれなかった。
ちう~っと……吸われてる…………味わわれてる………
そっと離れた唇が、あたしのおでこに残したのは、鮮やかに浮き出た、キスマーク……
「……ほら、コレで私のモノになった」
―――――――
「~~~~~~~ほわたぁっ!!」
羞恥に耐えられず、思わずバコンっ!と、日記帳に拳を叩きつけてしまった。
ハァ……ハァ……
落ち着け……おちけつ……
机に突っ伏しながら自分に言い聞かせる。
大丈夫……これはあたしの妄想だから。
セーフ! これはセーフです!
う~~、はやくオジさまのモノになりたい……っ!
求められたい! スキを味わいたい!
オジさまに好き勝手されたいっ!!
机に突っ伏したまま、拳でダンダンと机を叩く。
―― ②へ続く ――
