君の世界に入りたい

「見上の正義感の強さは昔からなのな」
「ほんとに、綾人くんらしいよね」

笑っている、2人とも。
俺が人を殴ったことのある人間だって知った上で俺の前で笑っている。

「…怖く、ないの?」
「綾人くん、前も言ったと思うけどかっこいいよ、かっこいいんだよ綾人くんは」
「そうそう、大体見上が弱気だとなんか変!」

俺弱気になってたのか…高校受験という壁を乗り越えた先にはこんなにもいい友達が待っていて、恋もできて、涙を流すことも出来たんだ。

「…代わりに俺の家遊びに来ない?バーベキューとかどうかなって母さんが言ってたんだけど…」
「え!いいのか!?見上の家行ってみたい!」
「僕もまた行きたいな!」
「…母さんと相談してまた日程伝えるな」
「うん!」