君の世界に入りたい

声を聞いた真白は急いで部屋の扉を開け、玄関へと走って行った。俺も留守の間に上がらせてもらっているのだから挨拶はしておかないとと思い、真白の後を追うように玄関へ向かった。
玄関から入ってきたのは真白にそっくりな色白に水色の瞳をした女性と、お兄さんにそっくりな優しそうな男性だった。

「お母さん!?お父さんまで!」
「何だ、自分の家に帰ってきてはダメなのか?」
「違う、けど…」

驚いた真白に対してすごく冷静なお父さん、こういうところもお兄さん似たんだな。なんていろいろ観察していると、お母さんがこちらに気づいた。

「あら?そちらのイケメンの子は?」
「前に写真見せたことあったでしょ!友達の見上綾人くん!」
「そうなの!君が真白からよく聞く綾人くんねー!こないだはお邪魔したみたいでありがとうね」
「いえ!改めて、見上綾人です」
「そんなにかしこまらなくて大丈夫よ、それよりリビングでお茶にしない?」
「ちょっとお母さん!」
「いいじゃない、せっかく会えたんだもの!」

母親に抗えないのはどこの家庭でも一緒なんだなと見ていて少し面白かった。