君の世界に入りたい

俺に反論の余地も与えず、真白は足早に部屋を後にした。

「見上、渡会あれどうしたの?」

さすがに放っておけなくなかったのか、羽山が話しかけてきた。

「分かんないけど、山登る前に降りてきた高校生に話しかけられて、それから」
「そう、あんまりいいことを言われた感じではなさそうだね」
「だよな!?あいつこんな時に1人になりたがるようなやつじゃないんだ!悪い俺ちょっと後つけるから、間宮先生呼んでその後ろ付いてきてほしい」
「いいけど、間宮先生も?」
「うん」

間宮先生呼んでおかないと、もし真白に危害を加えるような奴らだったら俺が止まれなくなるような気がする。