君の世界に入りたい

林間合宿が始まった。
班のメンバーとの関係性は特に変わりなく、羽山は羽山なりに仲良くなろうと話しかけてきてくれているけどもう友人を失うのは嫌だから必要以上に仲良くならないようにしている。

結人に相談をしてから真白との関係性に特に変化はなく、相変わらず休憩時間に少し言葉を交わし、下校時刻になれば2人で帰る、そんな日々だった。

「綾人くん、おはよう!」
「おはよう、寝坊しなかった?」
「うん!昨日の夜あんまり寝付けなかったけど案外起きれた!」
「そう、あんな時間に連絡してくるから何事かと思ったよ」
「ごめんごめん」

昨日から今日へと日付が変わる頃、真白から連絡が来た。

『綾人くんどうしよう、眠れない』
『どうした?』
『林間合宿楽しみすぎて!』
『楽しみなのはわかるけど、寝ないと怪我したりするかもなんだからちゃんと寝なよ』
『そういう綾人くんこそ、何してたの?』
『起きてるって分かってて連絡してきたんじゃないの?』
『バレてた?本読んでるだろうなって思って連絡しちゃった』