君の世界に入りたい

「ただいま」
「兄ちゃんおかえり!ちょっと勉強でわかんないとこあって教えてくんない?」

いた、頼れる人。

「いいけど、部屋でもいい?ちょっと相談したいことがあって」
「え!うん!兄ちゃんが俺に?!」
「早く行くよ」

部屋に呼んだはいいけど何から話せばいいんだろう。そもそも結人は恋愛経験あるのか?

「でー?相談って何?」
「とりあえず勉強終わってから」
「ちぇー兄ちゃんから相談なんて初めてだから乗り気だったのに」
「いいから勉強、どこがわかんないの?」


「終わった〜で?相談って?」
「…結人って恋愛経験、ある?」
「え!恋愛相談なの?!!まさかの!」

目をキラキラとさせて迫ってきた。これまでに見たことのない結人の顔。

「好きな人ならいたことはあるよ、付き合ったりはないけど」
「…ライクとラブの違いってなんだと思う?」
「うーん、そんなこと考えてる時点でラブ寄りだと思うよ、俺は」

こんなこと考えてる時点で、ラブ?
俺が真白のことを好き、ということか。