恥ずかしさと久しぶりに同世代の人と話した衝撃が少ししてから襲ってきて逃げるようにその場から離れてしまったけれど、それから僕は名前も知らないあの人にに会いたい一心で勉強を頑張った。
両親は本当に一緒に海外に行かなくて平気なのかとずっと心配していたけれど、もう大丈夫だよと伝えた。その時の表情を見てなのか、お兄ちゃんも住んでいたアパートに戻り、アパートから通える距離の会社に勤めた。
入学式の日、両親が帰ってこられなくなって予定より早めに家を出て教室から桜の木の下で写真を撮る家族を眺めているとしばらくして隣の席の人がやってきた。いきなり目を合わせることは少し怖くて、黒板で名前を確認している風に見せながら名前を呼んで挨拶をした。
「…みかみ、くん?よろしく」
僕の声に気づいた隣の席の人は僕の方を向いて座った。
思い切って俯き気味だった顔を上げてみるとオープンスクールの時に出会ったあの人だった。
「…綺麗だ」
間違いない、この人だ。身内以外で初めて僕の瞳を綺麗だと言ってくれた人。見上くん、見上綾人くん。
両親は本当に一緒に海外に行かなくて平気なのかとずっと心配していたけれど、もう大丈夫だよと伝えた。その時の表情を見てなのか、お兄ちゃんも住んでいたアパートに戻り、アパートから通える距離の会社に勤めた。
入学式の日、両親が帰ってこられなくなって予定より早めに家を出て教室から桜の木の下で写真を撮る家族を眺めているとしばらくして隣の席の人がやってきた。いきなり目を合わせることは少し怖くて、黒板で名前を確認している風に見せながら名前を呼んで挨拶をした。
「…みかみ、くん?よろしく」
僕の声に気づいた隣の席の人は僕の方を向いて座った。
思い切って俯き気味だった顔を上げてみるとオープンスクールの時に出会ったあの人だった。
「…綺麗だ」
間違いない、この人だ。身内以外で初めて僕の瞳を綺麗だと言ってくれた人。見上くん、見上綾人くん。


