それから渡会は4月からあった出来事を1つ1つお兄さんに楽しそうに話していった。
楽しそうに話す渡会と微笑みながら頷くお兄さん、こうして見ると俺と結人みたいだな。
「真白、今日は思い出話を聞かせにやってきたわけじゃないでしょー?真白ばっか話してると綾人くんが退屈しちゃうよ」
「あ!ごめん!これにサインしてほしかったんだった!」
渡会はそう言って慌てながらカバンに入った承諾書をお兄さんに渡した。
受け取ったお兄さんはすぐにサインをし、忘れないように早くカバンに入れなさいと渡会に返した。
「そろそろ本屋さん行こうか!」
「そうだな」
「ごめん僕ちょっとトイレ行ってくるからお兄ちゃんと雑談してて」
雑談してて…って、初対面で雑談出来るほどコミュニケーション能力に長けた人間じゃないんだけどな。
「ごめんね、ほんとに自分勝手な弟で」
「いえ。真白は素敵な人ですよ」
俺の言葉を聞いたお兄さんは驚きが隠せなかったのか手に持っていたコップを落としお茶をこぼした。
「…真白はね、中学校ほとんど行けてなくて…綾人くんに出会えてよかった!これからも仲良くしてやって」
〝中学校ほとんど行けてなくて〟
何となく渡会が何か闇を抱えた人なんだろうなとは思っていたけれど、まだ聞けるほど仲良くないよな。
すぐに渡会はトイレから戻ってきて、渡会のお兄さんと別れ、本屋に向かって歩き出した。
楽しそうに話す渡会と微笑みながら頷くお兄さん、こうして見ると俺と結人みたいだな。
「真白、今日は思い出話を聞かせにやってきたわけじゃないでしょー?真白ばっか話してると綾人くんが退屈しちゃうよ」
「あ!ごめん!これにサインしてほしかったんだった!」
渡会はそう言って慌てながらカバンに入った承諾書をお兄さんに渡した。
受け取ったお兄さんはすぐにサインをし、忘れないように早くカバンに入れなさいと渡会に返した。
「そろそろ本屋さん行こうか!」
「そうだな」
「ごめん僕ちょっとトイレ行ってくるからお兄ちゃんと雑談してて」
雑談してて…って、初対面で雑談出来るほどコミュニケーション能力に長けた人間じゃないんだけどな。
「ごめんね、ほんとに自分勝手な弟で」
「いえ。真白は素敵な人ですよ」
俺の言葉を聞いたお兄さんは驚きが隠せなかったのか手に持っていたコップを落としお茶をこぼした。
「…真白はね、中学校ほとんど行けてなくて…綾人くんに出会えてよかった!これからも仲良くしてやって」
〝中学校ほとんど行けてなくて〟
何となく渡会が何か闇を抱えた人なんだろうなとは思っていたけれど、まだ聞けるほど仲良くないよな。
すぐに渡会はトイレから戻ってきて、渡会のお兄さんと別れ、本屋に向かって歩き出した。


