君の世界に入りたい

林間合宿の承諾書の話をした時は突き放すようなことを言ってしまったし、真白の目の前に前の同級生が現れた時もキレてしまった。

結局俺は俺の心を自制することのできないダメな人間なんだ。


リビングに降りると母さんが夕陽と遊んでいて、庭には父さんと羽山が焼いた肉を美味しそうに食べる結人と結依がいた。

「綾人起きられたの?」
「うん、真白がお肉持ってきてくれていい匂いしたからお腹空いた」
「そう?じゃあしっかり食べなさい!顔真っ白よ」

そんなに顔色悪いのだろうか。

「お!綾人起きてきたのか!さっき楓くんと花火買っておいたんだ、どう?やらない?」

楓くん、って父さん羽山と仲良くなるの早くないか?

「…やる」
「兄ちゃん、兄ちゃん」
「結人?どうした?」
「さっき俺口滑らせちゃって、真白さんに〝兄ちゃん真白さんのこと大好きなんで疲れてても大歓迎だと思いますよ〜〟なんて言っちゃったんだけど…なんか進展あった?」