君の世界に入りたい

昨日と同じ時間に起き、いつも通り準備を済ませ電車の時間まで暇を潰すために今日本を読む。
母さんに電車まで余裕あるんだからもう少し寝てればいいのにと言われたけれど、そうすると読書の時間を減らさなければならなくなるからそれは嫌だと言った。

「綾人ー時間大丈夫なの?」

読書をしていると家を出なければいけない時間になっていた。
母さんに呼ばれて下に降り、靴を履き替えるとお弁当を忘れているわよと呼び止められた。

「ありがとう、給食ないの初めてだから慣れないや」
「そうね、私はノリノリで作ってたわよ!さあ、行ってらっしゃい!」
「行ってきます」

笑顔で手を振る母さんを背に昨日は父さんと出た玄関を1人で出た。
最寄り駅までは歩いて10分程度で天気のとてもいい今日はは登校にとてもぴったりの日だった。最寄り駅で電車に乗り20分程揺られると学校の最寄り駅に着く。そこからさらに10分程度歩いて学校に到着する。

教室に入るとおそらく受験勉強で使ってたであろう教材とにらめっこをする人がたくさんいた。

もう少し気楽なものかと思って何も持ってきていなかった…目立つかな。なんて考えて教室を見渡してみると、窓際の一番後ろの席、俺の隣の席の人は何も持たず、また窓から遠くを眺めていた。