夕方、仕事帰りの公園。
朝倉に藤堂さんとの話を伝えた。
「プロジェクトリーダー? 大抜擢だ」
「うん。嬉しいんだけど……」
「けど?」
「忙しくなりそうで」
朝倉が、少し考えてから言った。
「それは、しょうがない。大仕事だから」
「でも、朝倉との時間が——」
「俺のことは、気にしないでいいよ」
朝倉が、真剣な顔で言った。
「真帆にとって、大事なチャンスでしょ?ちゃんとやろう」
「でも——」
朝倉の声が、少し低くなった。
「同じ失敗は、したくない。今度こそ、真帆の仕事を応援したい」
「……」
「だから、遠慮しないで。俺は、待ってるから」
待つ。
また、その言葉だ。
「でも、待ってるだけじゃダメって、自分で言ってたじゃない」
「待つのと、応援するのは違います」
朝倉が、笑った。
「真帆が頑張ってる時、俺も頑張る。それが、応援ってことです」
「……ありがとう」
「同じ職場にいるんだし。俺も何か手伝えると思う」
「うん。頼りにしてる」
その言葉が、嬉しかった。
五年前とは、違う。朝倉は、私の仕事を否定しない。応援してくれる。
そして、頼もしい同僚でもある。
◇
土曜日、一人で、ずっと考えていた。
新しいプロジェクト。リーダーとしての責任。忙しい日々。
朝倉との関係。付き合うかどうかの決断。
両立できるだろうか。
仕事も、恋愛も、どっちも大事にできるだろうか。
五年前は、できなかった。
仕事を優先して、朝倉をないがしろにした。結果、別れることになった。
また同じことになるのが怖い。
でも、逃げたくなかった。
朝倉に藤堂さんとの話を伝えた。
「プロジェクトリーダー? 大抜擢だ」
「うん。嬉しいんだけど……」
「けど?」
「忙しくなりそうで」
朝倉が、少し考えてから言った。
「それは、しょうがない。大仕事だから」
「でも、朝倉との時間が——」
「俺のことは、気にしないでいいよ」
朝倉が、真剣な顔で言った。
「真帆にとって、大事なチャンスでしょ?ちゃんとやろう」
「でも——」
朝倉の声が、少し低くなった。
「同じ失敗は、したくない。今度こそ、真帆の仕事を応援したい」
「……」
「だから、遠慮しないで。俺は、待ってるから」
待つ。
また、その言葉だ。
「でも、待ってるだけじゃダメって、自分で言ってたじゃない」
「待つのと、応援するのは違います」
朝倉が、笑った。
「真帆が頑張ってる時、俺も頑張る。それが、応援ってことです」
「……ありがとう」
「同じ職場にいるんだし。俺も何か手伝えると思う」
「うん。頼りにしてる」
その言葉が、嬉しかった。
五年前とは、違う。朝倉は、私の仕事を否定しない。応援してくれる。
そして、頼もしい同僚でもある。
◇
土曜日、一人で、ずっと考えていた。
新しいプロジェクト。リーダーとしての責任。忙しい日々。
朝倉との関係。付き合うかどうかの決断。
両立できるだろうか。
仕事も、恋愛も、どっちも大事にできるだろうか。
五年前は、できなかった。
仕事を優先して、朝倉をないがしろにした。結果、別れることになった。
また同じことになるのが怖い。
でも、逃げたくなかった。
