ではまた次の機会に!

「子虎ちゃん今日もさいっこうに可愛いよォォ!本当に自分とおんなじJK、いや哺乳類なのか疑っちゃう!
こんなに軽く地球一個吹っ飛ばせるくらいに可愛いんだからもはや大天使、神の領域!一生どころか地獄に落ちても推すよォォ!」

おっと。開幕早々、失礼致しました。
自分はこの通り、しがないオタクを務めさせて頂いております「深月石楠花(みづきしゃくなげ)」と申す者です。以後お見知りおきを。

先程自分が熱心に叫んでいたのは、「猫耳探偵ことらにゃんの難」というアニメの主人公であり、
銀河一、いやその銀河を滅ぼしてしまうぐらいに可愛い「子虎ちゃん」というキャラクターであります。
子虎ちゃんの可愛さを語り尽くせばちょっと本来話したい内容が語れないので自粛して、
ただ大層可愛いな顔をしていて、桜のような髪の毛と、水晶のように透明な肌。顔のパーツは目がきゅるりと大きいがどこでバランスとってるの?と問いたくなるくらい完璧な配置で、天使の写し身と言われたら納得する程に愛らしく、愛嬌という言葉を体言したかのような子であるとだけ述べておきます。

さて、超絶かわいい子虎ちゃんの魅力は分かって頂けたようなので子虎ちゃんの話はこれぐらいにして、
本題に移りたいと思います。先刻申しましたように自分には皆さんに話、というか相談があるのです。

皆さんは不幸体質というのはご存知でしょうか。運が悪く、不幸なことばかり続く人のことです。
何を隠そう自分もその内の一人でして。
むしろ不幸体質という言葉が己の為にある固有名詞ではないかという気がしてくるのです。

例として挙げるなら当たり棒なんて当たったこともないですし、なんならアイスを食べようとしたらいつも何かしらのトラブルが起こり、アイス全てを食べ切ったことがないほどの不幸っぷりです。
更に今まで犯罪に巻き込まれた回数を数えようとするならば両手の指どころか両足の指を含んでも数えることができない程です。

それでも自分は悪運だけは強いようで今でもこうして生きていられるのですが、先日、
数々の犯罪を乗り越えた自分の悪運を持ってしてもどうにもならない厄介事が起きてしまったのです。

一体どうすればこの人生最大の不運を回避できるのか、とりあえず話だけでも聞いて頂けたら幸いです。
あれは自分がまだ、高校に入学したばかりの時の事でした。